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■くるみに含まれる成分カルシウム■
カルシウムとは、辞書的に解説すると、アルカリ土類金属元素の一つ、単体は銀白色の軟らかい金属です。
酸や温水とは激しく反応して水素を発生します。
動物では炭酸カルシウムとして貝殻などの、燐酸(りんさん)カルシウムとして骨の主成分をなしており、天然には石灰岩/大理石/石膏(せつこう)などに含まれてます。
カルシウムはなぜ必要なのか
カルシウムは骨をつくるだけでなく、心臓や脳や血液中などにも存在しています。
一方で、毎日なにも食べなくても、
カルシウムの量は1日300~600mg くらいは尿や便となって体外へ出てしまいます。
それなのにも関わらず、血液中のカルシウム濃度9~10mg/dlに保たれるようになっているので、
足りないカルシウムは骨から、血液中に戻されます。
そのため、カルシウムが慢性的に不足すると骨の主成分であるカルシウムが減るので、骨がすかすかの軽石のような状態(骨粗鬆症)になってしまうのです。
その他にも、血統の運動神経、筋肉の興奮、細胞膜の透過性調節、白血球の活動、細胞分製一、
ホルモン分泌、電気的な興奮、情報伝達など数え切れないほど多くの作用に関与していますので、
体内カルシウムの分布率のバランス(カルシウムバランス)が崩れてしまうと、さまざまな慢性的な生活習慣病が発生します。
このバランス維持のために他のミネラルが相互作用し、エネルギーやいくつかのホルモンを動員することになります。
カルシウム不足になると筋肉がけいれんしたり、イライラしやすくなったりしますが、
それは、大脳皮質の「神経伝達物質放出のスイッチを入れる」という役割に混乱がおき、情報伝達に支障が起こるからです。
この状態が長く続くと記憶力の低下などを招くことになります。
カルシウムは人間が生きていくために絶対に必要なものです。