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当ブログにおいてかなりの記事で取り扱ってきたパーキンソン病ですが皆さんはこの病気についてよく存知ですか?
なんとなく怖そう、手足が震える症状、多くの方はこういった感想をお持ちなのではないでしょうか。
今回はそんなパーキンソン病について調べましたのでどうかご覧ください。
パーキンソン病が発見されたのは1817年、イギリスの医師ジェームズ パーキンソン氏によるものです。
彼は現在ではパーキンソン病と考えられる症状を持つ6症例を、振戦麻痺 (shaking palsy) という名称で紹介しました。
氏の報告は長い間評価されませんでした、1888年になってフランスのジャン=マルタン・シャルコーによって再評価されました。シャルコーは筋強剛についても記載し、彼の提唱によりこの疾患はパーキンソン病と呼ばれるようになりました。
中年以降の発症が多く、高齢になるほど有病率(発症率および人口に対する患者の割合)は増加します。20歳代の発症はまれで、若年性パーキンソン病と呼ばれますが症状に差はありません。
日本では有病率の低い病気ですが、それでも全国に14万5千人の患者さんがいらっしゃいます。
症状としては大別して運動症状と非運動症状があります。
運動症状は4つあります。
まず体の震え。これは指によく見られます。
次に体を曲げたり伸ばしたりするときに抵抗を感じる。
そして体の動作の開始が難しくなる。顔の表情が乏しくなり、小刻み歩行、前傾姿勢などの症状も見られます
最後にバランスを崩しそうになったときに倒れないようにするための反射が弱くなる。加速歩行など。進行すると起き上がることもできなくなります。
以上の4つが代表的な症状です。
非運動症状 では自律神経症状として便秘、垂涎などの消化器症状、起立性低血圧、食後性低血圧、発汗過多、あぶら顔、排尿障害、勃起不全などがあります。
非運動症状に含まれる精神症状としては感情鈍麻 (apathy)、快感喪失 (anhedonia)、不安、うつ症状、精神症候(特に幻視)、認知障害を合併する場合が多くあります。
パーキンソン病は、それ自体で生命を落とす疾患ではありません。パーキンソン病患者の死因としては、臥床生活となった後の身体機能低下による感染症(下気道感染や尿路感染)、転落による外傷などが原因となることが多い。運動症状を改善させる治療法が進んだために、生命予後は改善しているとみられますが、総合的な検討はまだなされていません。