[PR]

炎症性・脂質心臓血管系危険因子を抑制する

ペンシルベニア州立大学より
「食事性アルファリノレン酸は高コレステロール血症の男女における炎症性・脂質心臓血管系危険因子を抑制する」
と発表されました。


被験者　中等度の高コレステロール血症を有する男性２０名（年齢３６～６０歳）と女性３名（年齢５５～６５歳）


研究内容
食事３種、３期間を用いた無作為化対照クロスオーバー試験。
飽和脂肪とコレステロールが低く多価不飽和脂肪酸が高い食事について、リノレン酸の高い食事（ＬＡ食）とアルファリノレン酸の高い食事（ＡＬＡ食）の２種を平均的な米国人の食事（ＡＡＤ）と比較した。



多価不飽和脂肪酸の高い２種の食事では、総脂肪の半分をクルミとクルミ油に由来するものとした。
これはクルミやクルミ油が多価不飽和脂肪酸、特にアルファリノレン酸を豊富に含むからである
（クルミ１００グラム中、リノレン酸３８グラム、アルファリノレン酸９グラム。
クルミ油１００グラム中、リノレン酸５３グラム、アルファリノレン酸１０グラム）。

ＡＬＡ食では小さじ1杯のアマニ油を使用。


研究結果
平均的な米国人の食事と比べて、クルミを取り入れたＬＡ食とＡＬＡ食では総コレステロールが１１％、
ＬＤＬが１１～１２％、トリグリセリドが１８％低下した。
この食事を６週間続けたところ、ＬＡ食とＡＬＡ食の両方でＣ反応性タンパクが低下したが、特にＡＬＡ食の低下幅が大きかったようです。



結論として、多価不飽和脂肪酸、特にアルファリノレン酸の豊富な食事は、脂質とリポタンパクの濃度を低下させて血管の抗炎症作用を生じさせることで心保護作用が出る。
複数の心臓血管系疾患リスクに対してアルファリノレン酸が著明で有益な効果をもたらすということから、心臓血管系疾患リスク抑制に対して潜在的に重要な役割を果たす可能性がさらに強調されます。



世界中でくるみパワーが注目を集めているようです。

[0回]