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くるみを加えた地中海食で心血管疾患リスクを50%抑制
~くるみが体重増加につながらないことも立証されました~
(消費者のくるみに対するネガティブイメージ“太りそう”に朗報)
PREDIMED(地中海食による予防)の第1段階の試験結果でオリーブ油かナッツ(くるみを基本とする)を加えた地中海食によって心疾患リスクが約50%抑制できることがわかりました。
さらに、今回の結果では、くるみを含む地中海食を摂取したグループで肥満または2型糖尿病の参加者は開始3ヶ月で体重が0.5kg前後減少しました。
また、中性脂肪が下がったのはくるみを加えた地中海食を摂取したグループだけであったことも強調されています。
これらの結果はくるみに含まれるオメガ3脂肪酸によるものと思われます。
この結果は、米国内科学会の学術誌『Annals of Internal Medicine 内科年報』最新号で報告されました。
この研究結果に対する総評・・・茨城キリスト教大学 板倉弘重教授よりくるみを主体とするナッツやオリーブ油の摂取量の増加が動脈硬化危険因子の改善に効果が認められていることに注目すべきである。
肥満や糖尿病の増加が日本人でも認められており、この試験結果からくるみを食生活に取り入れていくことでこれらの疾病の予防効果が期待できる。
メタボリックシンドロームでは炭水化物や脂質の摂取量を抑えながらくるみを組み入れた方が良いのではないかと思われる。
今後期待するくるみの効果としては脳血管障害や虚血性心疾患の発病抑制にも効果が認められることなどである。
当協会が昨年実施した消費者調査(下記表参照)によるとくるみのイメージは栄養があり、健康に良いなどのポジティブなイメージと、
「太りそう、高カロリーというネガティブなイメージがありましたが、今回の研究結果によりくるみ摂取が体重増加につながるとの考えは誤りである」
ことが明らかとなりました。