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ガン対策と考えられているくるみの成分
デイヴィス博士は、今回の発見がくるみに含まれる単独の成分によるものではなく、複数の成分が協調して作用することによるものだと考えています。
「くるみは、オメガ3脂肪酸、ガンマトコフェロール(ビタミンEの一種)、ポリフェノール、抗酸化物質といった健康に役立つ成分がたっぷり詰まったホールフード(未精製の食品)です。したがって、これらの成分が相乗的に作用すると考えられます」
と博士は語ります。
米国ガン研究協会(AICR)の栄養コンサルタントを務める登録栄養士のカレン・コリンズは、今回の発見によって、くるみなどの植物性食品を毎日の食事にとり入れるべきと考える根拠が増えたと言います。
「ガンの予防と治療において、栄養は重要な要素です」
とコリンズは言います。
それだけでなく
「アメリカでは前立腺ガンの約11%が予防可能だと推定されています。健康的な食事、定期的な運動、適正体重の維持が、前立腺ガンやその他のガンを減らすために推奨されている戦略を構成する3項目です」
とのことです。
独立行政法人国立がんセンターがん対策情報センター によると、日本では前立腺がんは男性の部位別がん死亡率の第6位(2009年)ですが、罹患数では第3位(2005年)で、特に60代以上になるとその割合が大きくなります。
2009年のデータに基づくと、
生涯において前立腺がんで死亡する確率は73人に1人、また罹患する確率は16人に1人となっており、近年の高齢化、食生活の欧米化と検査精度の向上による正確な診断により、日本人の前立腺がん患者数は増えています。