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イズンは、北欧神話に登場する女神の一柱。
アース神族に永遠の若さを約束する黄金の林檎の管理人で、
詩の神ブラギの妻でもあります。
アイルランドの詩人パードリック・コラム(英語版)
による再話では、青空の様に真っ青な瞳と、晴れやかで優しげな美しい容姿を持っており
性格は無邪気でお人好しだったされています。
『スノッリのエッダ』第二部『詩語法』は次の物語を伝えています。
ある日、イズンは、ロキの手引きにより、巨人スィアチ(スカジの父)
にリンゴともどもアースガルズの外、巨人たちの国ヨトゥンヘイムへと
さらわれてしまいます。
常若のリンゴを失ったアース神族の神々は老い始めるのでした。
神々の怒りに触れ、彼女を巨人から取り戻すよう課せられたロキは、
フレイヤから借りた鷹の羽衣で鷹に変身し、スィアチの宮殿スリュムヘイムから
彼女を見つけ出しました。
ロキはイズンを一個の胡桃の実に変えてしまい、爪に挟んで運び去りました。
スィアチは、鷲に姿を変えて追いかけましたが、あと少しのところでアース神
たちの用意した鉋屑の火に翼を焼かれて墜落し、神々に倒されました。
胡桃にされたイズンは本来の姿に戻してもらい、年老いた神々にリンゴを配りました。
日本神話にクルミの話が出てきても良さそうですが、 探したところ見つけられ
なかったです。